岡山市立オリエント美術館様
小学校の図画工作授業で「みどころキューブ®」を活用
DNPは岡山市立オリエント美術館の主な収蔵品の情報を格納した「みどころキューブ」を、岡山市内小学校の図画工作におけるICT教材として制作しました。収蔵品に描かれた文様の特徴・大きさ・モチーフから子どもたちが自分の好きな文様を探し、スケッチするための新たな視点やアイデアを得るきっかけを、「みどころキューブ」を通じて提供しています。(2024年11月時点での情報です)
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法人のお客様(自治体、企業などの団体)を対象とさせていただいております。
※お問合わせの際は法人ドメインのアドレスをご記入ください。
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岡山市立オリエント美術館
岡山市立オリエント美術館 |
岡山市立オリエント美術館は、オリエント地域の考古美術・民俗資料を専門的に収集・保存し、調査研究にもとづいて展示・公開しながら、古代から現代に至るオリエントに関するトピックをさまざまな視点から紹介するミュージアムです。
約4700点の資料が収蔵され、館蔵品展では代表的な資料約300点を厳選し、時代や地域、さまざまなトピックに沿って展示しています。
経緯
近年、GIGAスクール構想などによって学習者が主体的に学ぶ「アクティブラーニング」が注目され、「探究的な学習」を促進するICT教材の需要が高まっています。また、学習指導要領では学校教育における美術館・博物館等の積極的な活用が各教科で推奨されています。
岡山市立オリエント美術館ではすでに収蔵品のデータベースを構築しており、その積極的な活用方法を模索していました。その中で、「みどころキューブ」の収蔵品情報を可視化し直観的に発信できるインターフェイスを持つ点、アプリのダウンロードが不要で、市内小学校で導入されているタブレット端末上のブラウザで閲覧が可能な点などを評価いただき、岡山市教育委員会との協議を経て、小学校の図画工作授業におけるICT教材としての導入に至りました。
特徴
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岡山市立オリエント美術館の収蔵品から子どもたちが好きな収蔵品を選び、その文様等を版画の一種であるドライポイントで表現する授業の中で、「みどころキューブ」をご活用いただいています。
「みどころキューブ」には、岡山市立オリエント美術館の収蔵品のうち特徴的な文様の50点を格納し、立方体の縦軸を大きさ、底面を文様の特徴、側面を関連するモチーフとして設定。子どもたちが気になる収蔵品を直観的に探し、興味を広げられるデザインにしました。子どもたちは、作品の詳しい解説を閲覧したり、解説欄で文様の拡大画像を観たり、「I.B.MUSEUM SaaS」上で公開している館蔵品データベースの個別ページへアクセスしてさらに詳しい情報を閲覧することが可能です。
子どもたちが「みどころキューブ」で各収蔵品の文様・形・色・美しさ等に触れることで、収蔵品の見方や感じ方、考え方などを深めるとともに、他の収蔵品への興味をもつようになり、「美術館で実物を観たい」という意欲や行動につながっています。
2024年11月現在、岡山市内85校の小学校での利用が進んでおり、学校での利用における実施効果について検証を予定しています。
参考情報:体験されたの方々の声
岡山市立オリエント美術館 ご担当者様
「一度このツールを使って作品を見ていただいていますので、知識・理解を深めていただいた段階で美術館に来ていただくとより一層『作品を鑑賞する』『見る力』が深まると思っています。」
授業を受けた生徒
「最初は『美術って何だろうな』とか思っていたけど、あとから『美術ってこんなきれいなんだな』と思いました。」
「帰ったらお母さんに『オリエント美術館に行ってみたいです』と言います。」
参考URL:
この事例で導入した製品・サービス
多種多様な文化財・芸術作品の画像や解説情報をキューブ状のインターフェイスを用い、テーマ・関係性など多様な視点から紹介できる鑑賞システムです。
みどころキューブは、DNP大日本印刷の登録商標です。
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