ニチバン株式会社様

セロテープ®紹介企業まんがシリーズ制作と国内外発信施策

普段何気なく使っているセロテープⓇ。実は天然由来の環境にやさしい素材でできているということをご存知でしょうか。なかなか知ることのないセロテープができるまでを一冊のまんがにまとめて国内小学校図書室、公共図書館とインドネシア小学校の図書室に寄贈したニチバン株式会社様。本記事では、その事例を紹介します。2024年6月公開

企画概要

クライアント ニチバン株式会社
対象商品 セロテープ
施策対象 国内小学生、インドネシアジャカルタ市内小学生、生活者、ステークホルダー、従業員
実施内容 ※講談社ビーシー「まんが社会見学シリーズ」への協賛による企業まんが制作提案および「インドネシア語版」翻訳、現地製造、現地小学校への寄贈のコーディネート
・日本国内小学校21,300校図書室・公共図書館3,150館へ寄贈
・国内ステークホルダーへ社長自ら配布
・従業員向け配布、電子マンガ公開
※インドネシア語版を制作し、ジャカルタ市内小学校800校図書室へ寄贈
※インドネシア小学校での企業マンガ寄贈イベント実施
※インドネシア小学校でのセロテープ訴求ワークショップ実施
目的 ・創業100周年、セロテープ販売70周年記念事業として、生活者に語り継がれるかたちでの発信
・セロテープ開発の歴史、製造工程などを分かり易く訴求し浸透させること。
効果 ・国内小学校図書室への寄贈により小学生約277万人への企業まんが読書機会を提供(*1)
・国内公共図書館向けの寄贈により生活者約41万人への企業まんが読書機会を提供(*2)
・インドネシアジャカルタ市内小学校図書室への寄贈により小学生10万人への企業まんが読書機会を提供(*3)
※DNPが支援した施策となります。
*1:年間52週÷貸出期間2週間*21,300校*本の配架期間5年間より算出
*2:年間52週÷貸出期間2週間*21,300校*本の配架期間5年間より算出より算出
*3:年間52週÷貸出期間2週間*800校*本の配架期間5年間より算出より算出

企画経緯

セロテープ発売70周年の周年事業のひとつとして「社史」とは異なるかたちで、商品の歴史や製造方法などを伝えることはできないかという課題を抱えていたニチバン様。それに対しDNPはまんがを通じたコミュニケーションを提案。次の世代にも語り継がれるレガシーともなり得る発信施策として、講談社ビーシー「まんが社会見学シリーズ」への協賛による企業まんが制作を提案し、採用いただきました。
生活に根付いたロングセラー商品であり、天然由来の原材料からの製造にこだわり、環境への影響も考えた製品展開であることを、小学生も楽しみながら読め、理解しやすいまんがで分かり易く発信することができました。

まんが社会見学シリーズについて

まんが社会見学シリーズは、小学校児童をとりまくさまざまな事象を「まんが」という子どもに身近な手法で、紹介・解説する、講談社ビーシーが発行するまんがです。企業・団体の協賛によって発行されているシリーズで、いろいろな分野をストーリーとして取り上げ、子どもたちが「もっと知りたい」と思うきっかけになることが目的です。

施策内容

セロテープの成り立ちを訴求する企業まんが制作
セロテープ発売70周年を記念した施策のひとつとして、DNPの提案により「まんが社会見学シリーズ」(編集・発行:株式会社講談社ビーシー)にニチバン様が協賛し、『大研究!思いをつなぐ!セロハンテープ』編を制作しました。日本全国の小学校(約21,300校)、公立図書館(約3,150館)に寄贈しました。
さらに、海外での売上増加をめざすなかで、成長余地の高いインドネシアにメーカーとしての思いを現地生活者へ発信することを狙い 、現地語版を制作しジャカルタの小学校(800校)へ寄贈しました。

『大研究!思いをつなぐ!セロハンテープ』書影

DNPは、企業まんがの「国内版」「インドネシア語版」翻訳~現地製造~現地小学校への寄贈まで一貫体制で対応しました。

成長余地のある海外市場でワークショップを実施

成長余地のあるインドネシア市場の生活者向け啓発施策として、米オバマ元大統領が幼年期に通っていたジャカルタ市内の有名小学校にて、寄贈イベント及びセロテープへの理解を深める「パズルゲームでセロテープを使ってみよう!」ワークショップを実施。天然由来の原材料で製造されているセロテープを、現地では馴染みのない子どもたちに手に取って使ってもらうことで、その品質を体感してもらいました。
インドネシアの小学校の先生からは、「読んでためになる『学習まんが』はインドネシアには無く、子どもたちも興味を持って読んでいます。まんがで描かれている内容を体験できるイベントも良い教育機会になります。」と感謝のコメントをいただきました。

企業マンガ贈呈イベント

ワークショップに参加する子どもたち

セロテープを使ったパズルに挑戦

社史の制作だけでは伝えることのできなかった商品の魅力を子どもたちにもしっかりと伝えることができた本施策 は、ニチバン様社内や取引先などステークホルダーにもとても評判がよく話題になったそうです。

Asia kids’ Experience®で実現できること

目的に合わせた生活者への発信施策を提案
世界に誇る日本独自の表現手法であるまんがを活用した、小学校図書室・公共図書館への寄贈図書である企業まんが「まんが社会見学シリーズ」は未来の消費者となる子どもたちへしっかりと情報を届けることが可能な施策になります。
今回はまんがを活用しましたが、このように出版コンテンツの持つ発信力、それに接した生活者に生まれる意識変容~浸透について 、お客様の課題や内容にあった最適な手法をご提案いたします。
・寄贈図書として10年読み継がれる出版社 企業まんがシリーズとの連携
・まんがを素材とした小学校における啓発施策展開~出張授業、ワークショップの実施
・同まんがシリーズ、小学校啓発施策のアジア展開支援

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※セロテープⓇはニチバンの登録商標です。

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