日和山観光株式会社さま
最高の笑顔を一枚の写真に。 観光写真は常に“時間”との戦いです。
行楽地等でお客さまを専門のカメラマンが撮影し、その場でお渡しする観光写真。そこでしかできないコト体験を切り取り、思い出として持ち帰っていただける定番サービスですが、安定稼働の鍵を握るのは「撮影からお渡しまでの時間をいかに短縮するか」という点です。 城崎マリンワールドは、ユネスコ世界ジオパークに認定されている山陰海岸に面した、近畿エリアを代表する水族館施設のひとつです。イルカやペンギンと一緒に写真を撮れる「どうぶつフォト」サービスに、「DNP画像合成ソフトPD」を導入し、オペレーションを効率化しています。カメラマンが撮影した2L写真にオリジナル台紙と画像データをつけて販売する、付加価値の高いパッケージを実現しています。今回は、写真部のリーダーとして同サービスの運営に携わり、自らも撮影を担当されている森田さまに、導入の効果や可能性について伺いました。 (本記事は2023年11月に取材した内容をもとに構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。)
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お打合せ・デモの実施・お見積りのご希望など、お気軽にご相談ください。
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より詳細な機能やオプション、価格などを掲載しております。
プロフィール
- ■導入企業:日和山観光株式会社
- ■企業URL: https://marineworld.hiyoriyama.co.jp/hiyoriyama
- ■設置先名:城崎マリンワールド
- ■設置先URL: https://marineworld.hiyoriyama.co.jp/
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Q.「DNP画像合成ソフトPD」導入のきっかけは?
森田健司さま |
- オペレーションの簡略化を図るため、使いやすいプリントシステムを探していました
定番サービスとして展開している観光写真「どうぶつフォト」は、お客さまが見学の合間に気軽に写真撮影を依頼できるよう、撮影からお渡しまでの時間をなるべく短くすることが大切です。メインのイルカショーを例に挙げると、1回20分ほどのショーを平日4回、土日祝5回、繁忙期は7〜8回実施しており、「どうぶつフォト」はその合間の実質15分程の間に<撮影〜セレクト〜レタッチ〜印刷〜納品物のセット封入〜引換所保管〜次回撮影の募集>といった一連の流れを完了しなければいけません。
もともと別の業者さんのプリントシステムを利用していたのですが、2016年頃、システムのバージョンアップがあって高機能になった反面、オペレーションが複雑になってしまいました。そんな折、DNPさんから運用が簡単なシステムを提案いただき、採用することになりました。オリジナルの台紙もつくってもらったのですが、満足のいく色味が出るまで工場に掛け合っていただくなど、DNPご担当者の熱意が影響した部分も大きかったですね。コスト面も手頃な設定で、社内稟議も比較的スムーズに通りました。
その後、お客さまから「SNSでの発信用に画像データも欲しい」という声が増えたことを受け、2020年にデータダウンロード機能を追加するなど、細かなバージョンアップを繰り返して現在に至っています。
Q. 導入後の効果はいかがですか?
- 作業負荷の軽減にとどまらず、プラスアルファのサポートがありがたいです
レタッチ後の工程を基本的にワンストップで行えるので、時間的にも作業負荷的にも非常に助かっています。データダウンロード機能を追加した際、QRが印字されたチケットもお客さまにお渡しするようになりましたが、撮影画像が小さく印刷されていてセット封入の目印になるなど、細かな工夫が施されている点もありがたいですね。
お客さまの反応という点では、おかげさまで「どうぶつフォト」の利用率は高く、どちらかといえば撮影する側の人手が足りていないくらいです。また、システム導入時につくってもらったオリジナル台紙の購入率も高く、特におじいちゃん・おばあちゃん世代の方に「孫の写真を自宅に飾っておける」と喜んでいただくケースが多いです。
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導入後の効果とは少しずれますが、「PD」システムを使い続けている背景には、DNP担当者さんのアフターフォローに支えられている部分もあります。何か困ったことや相談したいことがあるとすぐ返事が来ますし、何もなくても定期的に連絡が来ます。そうした対応も、「DNPさんに相談すれば、何とかしてくれる」という信頼感につながっている気がします。
観光写真の今後の展開に関して、何か検討されていることはありますか?
- 有人撮影を軸に、自動撮影などの新たな付加価値も模索していきたいです
お客さまとの対話を重視している当施設では、カメラマンによる撮影も大切な接客活動のひとつととらえていますが、これを補完する意味で、自動撮影サービスの導入を検討しています。人手不足の解消に加え、上空からの見下ろしなど有人撮影では難しい画角も撮れるので、新たな楽しさの提供につながるのではないでしょうか。
思い出を持ち帰っていただくツールとして、観光写真はこれからもお客さまのニーズやトレンドに合わせて進化を続けていく必要があると思います。そのためにも、全国の行楽地で多くの導入・運用実績があり、他施設の動向にも詳しいDNPさんのノウハウには大いに期待しています。
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この事例で導入した製品について
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観光地やイベントの企画運営ご担当者さまにおすすめ! 写真の即時プリントだけでなく、画像データの販売も手軽に行うことができる撮影システムです。従来の撮影サービスに付加価値をつけ、売上アップ・利益アップに貢献します。 |
製品・サービスの販売元
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