奈良県伝統文化親子体験キャラバン実行委員会 様

日本の重要無形文化財「雅楽」をわかりやすく学べるデジタルコンテンツ制作

奈良県がはじまりの地とされている伝統芸能のひとつ「雅楽」への興味関心を高めるため、子供たちに向けたデジタルコンテンツを制作いたしました。

「雅楽」を学べるデジタルコンテンツ

「雅楽」とコンテンツ制作の経緯

「雅楽」は、5世紀ごろアジア大陸の各地から日本に伝わった楽舞と、古来より日本人が培ってきた音楽が融合して平安時代に大成した古典音楽で、日本の重要文化財でありユネスコ無形文化遺産にも登録されています。日本の雅楽のはじまりの地とされている奈良県では、春日大社のおん祭や大神(おおみわ)神社 観月祭など県内でも多くの場所で雅楽が演奏され継承されています。
今回、DNPはコロナ禍において奈良の伝統文化を学ぶ機会を逸した次代を担う子供たちに向け、伝統芸能継承の意義を伝え、雅楽に対する興味や関心を高めることができるデジタルコンテンツを制作いたしました。

デジタルコンテンツの特長

天理大学雅楽部が披露する雅楽の演目を撮影し、雅楽に触れる機会が少ない子供たちでも雅楽とは何かを学べる導入映像と子供たちの興味のある部分を自由に鑑賞することができる360度のVR映像を制作いたしました。

1.雅楽をわかりやすく学ぶ導入映像

雅楽の伝来や種類、楽器など基本的な内容を文化財写真やイラストを使用しながら説明し、さらに継承者の想いとして天理大学名誉教授のインタビューも含めたわかりやすい映像作品を作成いたしました。

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雅楽の基本的な解説

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天理大学名誉教授のインタビュー

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奈良県文化財デジタルギャラリー

※なら歴史芸術文化村の文化財修復・展示棟にある奈良県文化財デジタルギャラリーなどでご覧いただけます。

2.自由な視点で鑑賞することができる360度のVR映像

通常正面からしか鑑賞できない雅楽を自由な視点で鑑賞できるよう、360度映像が撮影できるカメラで舞台のさまざまな場所から撮影しました。映像の中に鑑賞のポイントをわかりやすくテキストで示し、興味を持った個所を拡大してさらに詳細まで観ることができ、より間近に臨場感あふれる雅楽を体感することができます。

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360度カメラでの撮影

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360度のVR映像イメージ

(2022年10月時点の情報です。)

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