自社事例(京あそび)
伝匠美® 屏風祭り展 in 倉敷・村上
岡山県倉敷市と新潟県村上市。この土地でも、京都祇園祭の屏風飾りと同じ風習があり、各家々が通りに面した戸を外し、屏風や生け花を飾って訪れる人々をもてなします。この2つの土地で、京あそびとして「伝匠美® 屏風祭り展」を開催し、訪れた人々に江戸時代初期の京の町を描いた屏風を楽しんでいただきました。
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法人のお客様(自治体、企業などの団体)を対象とさせていただいております。
※お問合わせの際は法人ドメインのアドレスをご記入ください。
プログラム内容
伝匠美® 屏風祭り展 in 倉敷(2018年開催)
<開催日時>
2018年10月20日(土)、21日(日)10:00~17:00
<会場>
倉敷物語館 1階
<開催内容>
・「DNP高精細デジタル複製 伝匠美®」によって複製された国宝・重要文化財の屏風の展示
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・屏風祭り展限定 オリジナル商品販売
倉敷物語館での屏風展示 |
<当日の様子>
爽やかな秋晴れのもと、岡山県倉敷市にて阿智神社の秋祭りに合わせて開催された「倉敷屏風祭」。今回、京あそびとして倉敷の皆様に江戸時代初期の京の町を描いた屏風を楽しんでいただくため「伝匠美® 屏風祭り展」を開催しました。倉敷でも京都祇園祭の屏風飾りと同じ風習があり、各家々が通りに面した戸を外し、屏風や生け花を飾って訪れる人々をもてなします。
会場は倉敷美観地区の入口付近にある倉敷物語館の1階和室に構えました。豊臣秀吉の七回忌に挙行された臨時祭礼の様子を描いた「豊国祭礼図屏風」を縁側に設え、自然光で鑑賞いただきました。
解説員の説明による屏風鑑賞 |
室内には「洛中洛外図屏風 舟木本」、「洛中洛外図屏風 池田本」と、二つの洛中洛外図屏風を配置し、その時代の移り変わりによる権力の推移などを感じていただきました。
普段はガラスケースの中でしか鑑賞できない作品を間近にじっくりと鑑賞いただき、人の表情や着物の模様など、細部まで堪能していただいたようです。
座敷に座って鑑賞する方、記念撮影をされる方、解説に耳をかたむける方、それぞれ思いおもいのスタイルでご覧いただきました。天気の良さも手伝って、2日間で約3,000名のお客様に来場いただき、大変にぎやかな鑑賞会となりました。
屏風祭りオリジナルグッズの販売 |
屏風祭り展限定のオリジナルグッズの販売もあり、各屏風の象徴的なシーンを切り取ったクリアファイルや付箋、ポーチ、岡山が発祥とされるマスキングテープなどを、お土産や来場の記念として購入される方もたくさんいらっしゃいました。
初めての京都以外での京あそび。これからも機会があればいろいろなところで京都の"ほんもの"を体感いただけるプログラムを開催し、たくさんの方に京都の奥深さにふれていただきたいと感じた2日間でした。
<参加者の声(アンケートより抜粋)>
◎複製とはいえ、かなりの細かなところまで見えて、満足でした。(岡山県在住 50代男性)
◎普段見れない物が見れてよかった。説明してもらってとてもよくわかった。現代の京都とほぼ同じでおもしろかった。(岡山県在住 50代女性)
◎間近に見られて良かったです。(兵庫県在住 40代女性)
伝匠美® 京あそび 屏風祭り展 in 倉敷(2019年開催)
<開催日時>
2019年10月19日(土)~20日(日) 10:00~17:00
<会場>
倉敷物語館 1階
<開催内容>
「DNP高精細デジタル複製 伝匠美®」によって複製された国宝・重要文化財の屏風の展示
・国宝『洛中洛外図屏風 舟木本』東京国立博物館の伝匠美®
・重要文化財『洛中洛外図屏風 池田本』林原美術館の伝匠美®
自然光で鑑賞する来場者 |
<当日の様子>
岡山県倉敷市にある阿智神社の秋祭りに合わせて開催された「倉敷屏風祭」にて、2018年に続き、2019年も京あそびとして「伝匠美® 屏風祭り展 in 倉敷」を開催いたしました。
会場である倉敷物語館の縁側には、岡山県岡山市にある林原美術館が所蔵する文化財「洛中洛外図屏風 池田本」の伝匠美®を展示し、自然光の下で鑑賞いただきました。
「東寺の五重塔」や「金閣」、「伏見城」など誰もが知る京都の名所、旧跡が多く描かれている作品で、来場された方々は、何が描かれているのか1つ1つ確かめながら熱心に鑑賞されていました。
動画による作品解説 |
室内には東京国立博物館に所蔵されている「洛中洛外図屏風 舟木本」の伝匠美®を展示し、より屏風絵の理解を深めていただくため、作品の解説動画も合わせて放映いたしました。
解説動画を見た後に作品をご覧いただくことで、解説に登場していたお寺や神社を探したり、登場人物を見つけたり、いつもと違った見方でも楽しんでいただけたようでした。
室内での屏風鑑賞 |
今回も高精細複製ならではの間近での作品鑑賞を体験いただき、多くの方に喜んでいただけました。また、地元の美術館が所蔵する作品展示ということもあり、ぜひ本物も見てみたい!と地元の文化財への興味関心を持っていただけるよい機会にもなりました。
<参加者の声(アンケートより抜粋)>
・解説してくださったので、より絵への理解が深まって、とても楽しく見る事ができました。複製だったので、とても安心して近くで見る事ができてよかったです。(岡山県赤磐市在住40代女性)
・深い解説をして頂き、時代背景と文化、芸術がいかに深くつながり、表現されているのかを教えて頂きました。いい思い出になります。(東京都杉並区50代女性)
・ビデオで屏風の説明を聞いてから見られたので、屏風を楽しみながら見られて、大変良かったです。こんなに近くで見られて幸せです。(岡山県倉敷市50代女性)
城下町村上 町屋の屏風まつり協力企画 伝匠美® 屏風祭り展 in 村上(2019年開催)
<開催日時>
2019年9月15日(日)~23日(月・祝)
<会場・開催内容>
「DNP高精細デジタル複製 伝匠美®」によって複製された国宝・重要文化財の屏風の展示
・国宝『洛中洛外図屏風 舟木本』東京国立博物館の伝匠美®
場所 村上市コミュニティデイホーム(新潟県村上市鍛治町2-3)
時間 9:00~16:30
・国宝『源氏物語関屋澪標図屏風』静嘉堂文庫美術館の伝匠美®
場所 益甚酒店(新潟県村上市大町1-19)
時間 9:30~12:00、13:00~17:00 ※水曜定休
開幕式でのご祈祷 |
<当日の様子>
新潟県村上市は、京都と同じように家々に伝わる美術品・調度品などを飾り公開する風習が残っており、毎年9月15日からの1か月間、村上町屋の屏風まつりが開催されます。
第19回目を迎える村上町屋の屏風まつりで、京あそびとして東日本で初めてとなる「伝匠美® 屏風祭り展 in 村上」を地元の方々のご協力のもと、町屋を2か所借りて開催いたしました。
真っ青な秋空が広がる中、伝匠美®の「洛中洛外図屏風 舟木本」の設えられた町屋(村上市コミュニティデイホーム)で、開幕式がひらかれ「町屋の屏風まつり」の成功を祈願するご祈祷が行われました。
屏風絵をじっくりと鑑賞する来場者 |
開幕式が終わると、早速畳の上に上がっていただき、普段は博物館でしか見ることのできない屏風絵を間近にじっくりと鑑賞いただきました。
展示の様子 |
もう1つの町屋、益甚酒店は、かつて酒蔵であった登録有形文化財にも指定されている伝統的な建物です。
こちらでは、奥にある茶の間をお借りして、「源氏物語関屋澪標図屏風」を展示いたしました。
1日に3、4台の観光バスで遠方からの方も来られ、多くの方々にご覧いただけました。また、少し足が遠のいていた地元の方々もたくさん来場され、貴重な国宝作品を興味深く鑑賞されていました。
今回は、新潟県での長期間の開催ということもあり、地元の皆様に多大なるご協力をいただき開催することができました。また、9日間で1,000人以上という多くの方にご来場いただけ、京都の文化と新潟県村上市の文化交流のよい機会となりました。
<参加者の声(アンケートより抜粋)>
・昔の町のにぎわいが見れておもしろかった。複製と思えないくらい立派な屏風です。このようなものが間近でみれて、大変うれしかった。(新潟県30代男性)
・屏風は普段博物館で展示ケースに入ったものしか見る機会がないが、今回は間近で見学することが出来て、より身近に感じられて良かった。(東京都50代女性)
・無料で、国宝の複製を目の前で見れて、びっくりです。解説もあり、よく理解出来、有り難かったです。細かい匠の技に圧倒され、大感動です。(新潟県50代男性)
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法人のお客様(自治体、企業などの団体)を対象とさせていただいております。
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