自社事例(京あそび)
世界遺産 天龍寺と塔頭 宝厳院で禅の文化を満喫
足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うため、嵐山に創建した臨済宗大本山「天龍寺」。禅の教えが息づく史跡・特別名勝 曹源池庭園や、宝厳院 獅子吼の庭を、解説つきで鑑賞したり、座禅体験や精進料理など、禅の文化を体験するプログラムを行いました。
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プログラム内容
プログラム1 京都嵐山 世界遺産 天龍寺と新緑の美しい宝厳院で禅の文化を満喫
臨済宗天龍寺派 田原宗務総長の講話 |
<開催日時>2018年5月18日(金)、19日(土)
<プログラム内容>
・4K映像「天龍寺」鑑賞
・田原宗務総長の講話
・禅堂にて坐禅体験
・法堂「雲龍図」参拝
・大方丈から臨む曹源池庭園の鑑賞
・庫裏、書院、多宝殿の特別参拝
・曹源池庭園回遊
・篩月にて昼食
・宝厳院 本堂、書院参拝
禅堂(通常非公開)での坐禅体験 |
新緑に包まれた世界遺産 天龍寺にて、日本で最初の史跡・特別名勝の指定を受けた曹源池庭園を特別解説とともに鑑賞したり、宝厳院 獅子吼の庭を通常非公開の書院から堪能したりと、特別感満載のプログラムを開催しました。
心配された雨は夜のうちに通り過ぎ、開始時には青空も広がる爽やかな天候の中、天龍寺 友雲庵にてプログラムをスタート。4K映像で天龍寺の四季を鑑賞していただいた後、臨済宗天龍寺派 田原宗務総長の講話と続きました。日本の宗教の中の禅宗、その特徴、教義と視野を絞っていくことでわかりやすく歴史や教えを解説、日常の生活の中でどう活かすことができるのかなどのお話がありました。
その後、一般公開されていない禅堂にて、宗務総長直々の坐禅指導を受けていただきました。10分ほどの短い時間ではありましたが、凛とした空気の禅堂での坐禅は貴重な体験となったと好評でした。
法堂では、天井に描かれた雲龍図を、なぜ龍が描かれるのか、なぜ龍の周りに円が描かれているのかなど興味深い解説付きでご覧いただきました。
大方丈から曹源池庭園を鑑賞 |
本堂では、通常は入室できない大方丈から曹源池庭園を鑑賞。庭園の解説にとどまらず、足利尊氏と後醍醐天皇の関係性、夢窓礎石がはじめは作庭を断った逸話などが語られました。大方丈の障子に切り取られた新緑の曹源池庭園の鮮やかさがとても美しく印象的でした。
ご本尊を参拝した後、書院、多宝殿と巡り、曹源池庭園は自由に散策していただきました。散策用のマップを片手に思い思いにまわられる方、スタッフとともにコースをたどられる方、それぞれに楽しんでいただいた後、昼食はミシュランにも認定された篩月の精進料理を食していただき、季節を感じられる見た目、味、ボリュームと大変満足いただけたご様子でした。
最後は、天龍寺の塔頭寺院のひとつ、宝厳院本堂でご本尊と田村能里子作の障壁画「風河燦燦三三自在」を解説いただきながら参拝し、通常は入室できない書院から、青もみじと苔の緑の美しさが際立つ獅子吼の庭をご堪能いただきました。
解散の後も、境内の茶屋でお抹茶を楽しまれたり、解説に出てきた苔を探して散策されたり、天龍寺をもう1度参拝されたりと、お楽しみいただいたようです。
<参加者の声(アンケートより抜粋)>
◎お話も興味深く、何度も来たお寺ですが、説明や案内があると、とても趣き深く楽しめました。食事も大満足で、また来たいです。(京都市外在住 50代女性)
◎普段なら行けない場所でゆっくり説明をお聞きすることができて良かったです。もう少しそれぞれの場所でお時間があっても良いかなと思いました。(愛知県在住 40代女性)
◎大変密度の濃いプログラムでした。昼食も美味しかった。宝厳院本堂が素晴らしかった。(千葉県在住 50代女性)
プログラム2 紅葉が美しい天龍寺塔頭 宝厳院で早朝の静寂なひとときを過ごす
庭園を一望することができる書院からの鑑賞 |
<開催日時>2018年11月24日(土)、25日(日)
<プログラム内容>
・田原宗務総長の講話「禅窓」
・坐禅体験
・宝厳院本堂の参拝
・宝厳院内「無畏庵」で鼓月特製のお菓子とお抹茶
紅葉で色づく獅子吼の庭 |
例年より少し気温の高い日が続いていたため、紅葉の色付き具合が心配されていましたが、直前に少し寒い日が続き、実施日には見ごろを迎えることができました。
京都でも屈指の紅葉の名所といわれる天龍寺塔頭 宝厳院にて、一般拝観が始まる前の時間帯に京あそび参加者限定でお入りいただき、獅子吼の庭を散策しながら本堂へ向かうところからプログラムが始まりました。
初めに、一般では拝観いただけない、庭園を一望できる書院にて、田原義宣宗務総長による講話を聞いていただきました。仏教に関わる様々な教えを説き、また仏教に限らず宗教全般の重要さや、人が信仰する意義などを、時には笑いも交えてお話されました。人は考え方次第で自分の人生を充実させることができる、という考えを聞きながら、皆さんたいへん真剣に耳を傾けておられました。
田原宗務総長の指導による座禅体験 |
続いて講話が終わると、本堂へと移動し参拝をしてから、本堂建立の由来や設えられている障壁画、特別展を開催している書家について解説がありました。再び書院に戻り「坐禅」に関する説明の後、坐禅体験をしていただきました。ピンと張りつめた空気の中、精神を統一。聞こえてくるのは水の流れる音と、時折「カコン」と鳴る鹿威しの音のみ。日常生活を離れ静寂な時間が流れます。
坐禅の後はプログラム終了となり、最後まで書院からの贅沢な眺めを皆さん思う存分カメラに収めておられました。
プログラム終了後には、参加者の皆さんは宝厳院内にある「無畏庵」という茶室で、紅葉を見ながらお抹茶とお菓子を楽しまれました。帰りはもみじのトンネルをくぐって外に出ます。一般拝観ではすでにたくさんの方が来院されていました。まさに絶景を独り占め気分の特別なプログラムとなりました。
<参加者の声(アンケートより抜粋)>
◎お話が大変興味深かったです。人が混む時期にゆっくりできて最高でした。(広島県在住 50代女性)
◎通常の観光では味わえない貴重な時間を過ごせたと実感できるものであった。総長のお話しもまだまだうかがいたいと思うものだった。(札幌市在住 50代女性)
◎宗務総長のご講話と、お寺の歴史を聞けたこと。集合が早かったので、十分に写真を撮る時間があったこと。設定の時期が最高によかったと思います。(アメリカ在住 40代女性)
◎言葉に出来ない大きなものを心にいただいた気がします。(東京都在住 50代女性)
4K映像作品について
世界文化遺産「古都京都の文化財」に登録された社寺や城、華道や和歌などの芸道、京商家の暮らしの知恵など、長い歴史の営みの中で受け継がれてきた貴重な文化遺産の魅力を高精細な映像で紹介 |
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