一般社団法人麒麟のまち観光局様
鳥取県の重要無形民俗文化財「麒麟獅子舞」のモーションキャプチャを活用した伝統芸能の継承
鳥取県東部と兵庫県北西部に江戸時代から伝わり、2020年3月に国の重要無形民俗文化財に指定された伝統芸能「麒麟獅子舞」を、鳥取県宇倍神社においてモーションキャプチャ技術を活用した撮影・計測を行い、後世に伝える伝統芸能をデジタル映像でアーカイブしました。今回作成したデジタルデータを伝統芸能の継承に役立てるとともに、一般社団法人麒麟のまち観光局*と連携しながら、同地域の教育・観光等にも活用していく予定です。
*一般社団法人麒麟のまち観光局 : 鳥取県東部~兵庫県北西部の圏域一体にかけての観光振興を目指す地域連携DMO(観光地域づくり法人)。
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法人のお客様(自治体、企業などの団体)を対象とさせていただいております。
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「麒麟獅子舞」のデジタル化
1959年に県指定の無形民俗文化財に登録された宇倍神社麒麟獅子舞保存会による、麒麟獅子役2名と、獅子を先導する架空の動物・猩々(しょうじょう)役1名の計3名による舞をデジタル化しました。この取り組みは、麒麟のまち観光局が、日本郵便の年賀寄付金配分事業による寄付金を活用して行ったものです。
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モーションキャプチャによる撮影・計測方法について
3名の舞手役が、17個のセンサーが組み込まれた全身用のモーションキャプチャスーツを着用して、麒麟獅子舞を舞うことで、細かい動きを専用ソフト搭載のPCを用いて3次元(3D)で立体的に計測しました。
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計測データを活用したデジタル映像制作
計測したデータを人型モデルに適用し、 PC上の3次元(3D)空間で舞を再現しました。さらに、リアルに撮影した映像と合成することで、リアルでは見ることができない、細かな舞い手の動きを同時に見ることができます。
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計測データ・映像の利活用について
今回作成したデジタルアーカイブは、麒麟のまち観光局から鳥取県と鳥取市へ寄贈されました。今後は、伝統芸能を継承するためのデジタルアーカイブとして利用され、教育分野や観光PRなど、さまざまな用途で利活用を進めて行く予定です。
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