宮崎県宮崎市様
市内12か所でマイナ・アシスト®を活用!
交付率が50%を超えた今だからこそ申請サポートのさらなる
効率化をめざす
今回、マイナ・アシストを16台ご導入いただいている宮崎市様にご協力いただき、窓口でのマイナンバーカードの申請サポートの実施方法を中心に、宮崎市様を取り巻くマイナンバーカードの現状についてお話をうかがいました。
(2021年10月15日取材)
宮崎市様の情報とマイナ・アシスト導入に関する情報
- 人口:396,969人(2021年9月1日現在)
- マイナ・アシスト導入数:16台
- ご担当者様:宮崎市総務部情報政策課マイナンバーカード推進室 綾副室長、江下様
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宮崎市様のマイナンバーカードの交付状況について
2021年10月1日現在、宮崎市の交付率は51.2%と、全国平均(38.4%)を大幅に上回っています。また、9月からは総務省と連携し、「自治体マイナポイント」制度の運用を開始しました。その影響もあり、9月以降の新規申請者数も順調に増加しています。
なぜ交付率の高い宮崎市でマイナ・アシストを導入したのか
宮崎市では、マイナンバー制度が開始した当初から窓口での申請サポートを実施していることもあり、一貫してマイナンバーカードの交付率が全国平均を超えています。そんな中、申請サポートのさらなる効率化を図るため、2021年4月よりマイナ・アシストを16台導入しました。
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綾副室長
「宮崎市ではマイナンバーカード制度が開始してから、市民サービスの一環として市役所の窓口で手書きの申請書とデジタルカメラを使った申請サポートを実施したり、マイナポータル用タブレットを使ったオンライン申請のサポートを実施したりしてきました。しかし、どちらの方法も、申請希望者の顔写真を撮影した後に職員側で持ち帰りの作業(申請書への顔写真の貼りつけや、オンライン申請の代行作業など)が発生していたため、一人の申請にかかる時間が20分ほどとなっており業務的な負担となっていました。そんな中マイナ・アシストを知り、業務効率化を図る目的で導入を決定しました。マイナンバーカード交付申請書(QRコード付き)があれば一人当たり10分ほどで完了するので、今までの1/2の時間で申請サポートを実施できています。また、その場で顔写真の撮影からオンライン申請まで完結するので、職員の持ち帰りの作業をなくすことができたのは大きなメリットだと感じています。」
宮崎市でのマイナ・アシストを使った申請フロー
宮崎市では、市内に12か所ある“マイナンバーカードの申請が可能な窓口”でマイナ・アシストを導入しています。
江下様
「宮崎市では、市役所本庁舎と4総合支所、6地域センターのほか、人が集まりやすい商業施設内にもマイナンバーカードの臨時交付センターを開設しており、マイナンバーカードの申請サポートを実施しています。12か所すべてに統合端末を設置しているため、マイナンバーカード交付申請書(QRコード付き)をお持ちでない申請希望者がいらっしゃった場合はその場で申請書を出力した上でマイナ・アシストを利用した申請サポートを実施しています。2021年の8月には本庁舎だけで260件/月の申請をマイナ・アシストで受け付けました。」
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参考:窓口でのマイナ・アシストの活用フロー
- 1.申請希望者来庁(市民):事前予約は必要ない場合が多い
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2.本人確認(自治体):本人確認書類の有無
ある➡申請時来庁方式で受付
ない➡交付時来庁方式で受付 -
3.統合端末からマイナンバーカード交付申請書(QRコード付き)を出力(自治体)
:氏名変更、引っ越しがなければ市民の手元に届いたマイナンバーカード交付申請書
(QRコード付き)をそのまま使う場合もあり -
4.マイナンバーカードに関する説明(自治体)
:申請時来庁方式で受け付ける場合はこの時に暗証番号の設定依頼書を記入 - 5.マイナ・アシストを使った申請サポート(自治体)
- 6.帰宅(市民)
▶受付から申請完了まで約5~10分
なお、申請時来庁方式で受け付けるために必要な本人確認書類を持参していれば申請時来庁方式で受け付けることが可能だといいます。
マイナ・アシストの導入方法
「マイナンバーカード交付事務費補助金」を活用してマイナ・アシスト16台を導入。宮崎市側の一般財源の持ち出しがないため、導入へのハードルもなかったといいます。
申請サポートを効率的に運営するヒント
江下様
「市民の方の来庁が難しい場合、自治体側から市民の生活圏に往訪する必要があります。現在宮崎市では市内の高校と企業が共同で開発した缶詰を庁舎外での出張申請時にノベルティとしてお渡ししており、“マイナンバーカードの申請をしてみようかな”と思っていただけるよう工夫しています。交付率が50%を超えた今、マイナンバーカードの申請をする必要がないと思っていた層へのアプローチを考えていく必要があると考えています。」
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今後の申請サポートについて
江下様
「宮崎市では今まで窓口での申請サポートに力を入れてきました。しかし、来庁が難しい市民やマイナンバーカードの申請に消極的な層へのアプローチが必要になってきた今、自治体側から市民の生活圏に出向く出張申請にさらに力を入れていきたいと思っています。今まで職員や会計年度職員で効率よく申請サポートができる場所を検討して、大学や企業、商業施設、運転免許センター携帯ショップなどの場所で出張申請を実施してきました。しかし中には思ったほど人が集まらず、終日実施しても数件(数名)ということも正直ありました。そのため今後は民間企業の力を借りて出張申請に力を入れていくのも一つの手だと考えています。」
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後継製品「マイナ・アシスト2」のデモンストレーション動画(1分37秒)
製品の企画・販売元
※マイナ・アシストはDNP大日本印刷の登録商標です。
※内容について、予告なく変更することがあります。
「窓口申請サポート」での活用方法に関するその他の導入事例
※その他のマイナ・アシストの導入事例は「 東京都小平市様 」「 神奈川県横須賀市様 」「 愛媛県新居浜市様 」「 神奈川県厚木市様 」「 兵庫県宝塚市様 」の事例がございます。
この事例で導入した製品・サービスについて
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DNP券面プリントシステムは、自治体窓口での住所・氏名変更など、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書の追記欄への記載をプリンターで印字し追記業務をサポート。自治体様での運用により一体型/フラットベッド型/プリンター型の3バリエーションをラインナップ。 -
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NFCリーダーは、2023年1月より施行の電子車検証、マイナンバーカード、運転免許証、在留カード、特別永住者証明書など、公的機関が発行したIC付き書類読み取り/書き込みに対応したICリーダーライターで、金属面への設置が可能(金属干渉対応)な業務用モデルです。