株式会社JTBパブリッシング様
書籍情報を活用した新規事業開発
株式会社JTBパブリッシング様(以下、JTBP様)は書籍情報を活用した新規事業の立ち上げをめざし、JTBP様とDNP、さらには有識者を交えて、多様なメンバーを集めた共創ワークショップを実施。生活者の不満と資産の特徴を組み合わせて、新たな体験価値を提供するためのサービスアイデアを創出しました。(2013年10月時点の情報です)
背景
JTBP様は、時刻表や「るるぶ」、「タビトモ会話」などの旅行情報誌に代表される出版事業を手掛けており、書籍情報という資産を活かして、新しい事業の立ち上げをめざしています。
取組み
書籍情報を活かしたイノベーティブな事業コンセプト創出を目的に、JTBP様とDNP、さらにはめざす事業の業界に精通している有識者を交えて、サービスデザイン・ラボⓇの独自手法である Open Experience Journey Design (OEJD) を使った共創ワークショップを実施しました。
ワークショップの中では、生活者が普段感じている不満(モヤモヤ)を起点に、JTBP様が保有する資産の特徴を掛け合わせて、イノベーティブなアイデアを発想。また、アクティングアウト(※1)型のプロトタイピング手法 Service Prototyping Lab (SPL) を活用し、生み出されたアイデアを演技で表現したり、ペーパープロトタイプでユーザーインターフェイスのイメージを検討したり、ユーザー行動の親和性を検証しながらアイデアを発展させました。
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成果
共創ワークショップを通じて、書籍情報をベースとした行動情報の収集・配信サービスの事業コンセプトを創出しました。JTBP様内で、取組み内容と創出した事業コンセプトを共有し、生活者・サービス提供者両者にとっての価値を確認しながら、現在事業化に向けたプロトタイピング計画を進めています。
※1:アクティングアウトとは、開発者がその製品やサービスを使用するシーンを寸劇のような形で演じることにより、オーディエンスからの反応を知覚し、自らの気づきや振り返りに活かす手法の名称。
関連ページ
DNPではサービスデザイン・ラボという組織を編成し、人起点で商品やサービスの新たな体験価値を創造し、
それを継続的に提供するための組織や仕組みも含めてデザインする方法論「サービスデザイン」を推進しています。
※サービスデザイン・ラボは、DNP 大日本印刷の登録商標です。