千葉県山武市様

IC読み取り機能によりマイナンバーカードのIC情報が確実に更新されたかの確認と間違いない追記を両立

千葉県山武市様(以下、山武市様)のマイナンバーカード追記業務は、初めに住基システム上での変更処理とマイナンバーカードのIC情報を更新します。その後、DNP券面プリントシステムのIC読み取り機能により正しく更新されたかの確認とIC情報を活用した追記により、間違いない更新処理/追記を両立しています。今回、マイナンバーカードのIC情報を活用した追記について山武市役所 市民課 額賀様にお話をうかがいました。
(2023年3月15日取材)

DNP券面プリントシステムとは

DNP券面プリントシステムは、自治体窓口での、住民の転入・転居、氏名変更などの際に各種カードへの記載情報を変更する追記業務の効率化をサポートするシステムです。
マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書、住民基本台帳カード(以下、住基カード)に対応しています。

山武市様のマイナンバーカード追記運用はIC情報を活用

山武市様のマイナンバーカード追記運用の方針として、マイナンバーカードのIC情報の変更を行う住基システムとマイナンバーカードのIC情報の内容確認/追記を行うDNP券面プリントシステム(一体型)をシステムの観点から分離することで、マイナンバーカードのIC情報が確実に更新されているかの確認と、間違いない追記を両立しています。

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市民課 額賀様

山武市 額賀様
山武市では、住民からマイナンバーカードを預かり住基システムでIC情報を更新し、DNP券面プリントシステムにマイナンバーカードを挿入し、IC情報を読み込み、アプリケーション画面上に表示されたIC情報を追記担当者が間違いなく更新されているかを目視で確認後、読み込んだIC情報を活用し追記を行います。

住基システム上でIC情報の更新処理する際は住基システムの画面上だけでは、本当に更新されたのか不安だなと思っていましたが、住基システム上で更新したIC情報がアプリケーションの画面上に表示されるので、一目で正しく更新されているかの確認ができため、安心してお客様にマイナンバーカードを返却できています。

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運用フロー

DNP券面プリントシステム(一体型)を選んだ理由

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DNP 中島

DNP 中島
山武市様がDNP券面プリントシステムのバリエーションから一体型を選択された理由をお聞かせください。

山武市 額賀様
バックヤードは作業スペースに限りがあり、卓上に設置する機器類を最小限に留めたかったので、スキャナー/ICリーダー/プリンターが一体で卓上の設置面積がA4のコピー用紙程度と省スペースを実現できる一体型を選びました。

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A4のコピー用紙程度の面積で設置可能なイメージ

※プリンターのサイズは横幅205mm、奥行き310mm、高さ195mm。

マイナンバーカードの有効期限延長に伴う追記はテンプレート登録により効率化

DNP 中島
マイナンバーカードの追記で工夫されていることがあれば教えてください。

山武市 額賀様
在留外国人がマイナンバーカードを取得している場合の在留期限延長に伴うマイナンバーカードの有効期限延長処理時の追記のシーンでアプリケーション上の変更項目に「有効期限延長」をテンプレート項目として追加することで、都度の追記の際に手入力する項目を減らしています。

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運用フロー

在留外国人が保有するマイナンバーカードの有効期限延長についての補足

山武市 額賀様
在留外国人の多くは在留資格の有効期限が10年未満です。在留外国人がマイナンバーカードの交付を希望する場合、マイナンバーカードの有効期限は在留資格の期限までという決まりがあります。
一般的なマイナンバーカードの有効期限は交付から10年間ですが、在留外国人が保有するマイナンバーカードは交付から10年間を下回るケースが多く10年間を下回る場合に限り、マイナンバーカード交付から10年間を迎えるまでは初回交付のカードの有効期限を延長して使用する運用となっています。
マイナンバーカードの有効期限時は、追記欄へ延長した有効期限を追記することが必要です。

取材にご協力いただいた山武市様の情報

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山武市役所 庁舎

  • 千葉県山武市人口:48,943人(2023年3月1日現在)
  • 取材にご協力いただいたご担当者様:山武市役所 市民課 額賀様
  • DNP券面プリントシステムの導入情報:DNP券面プリントシステム(一体型)5セット(市内4カ所に設置)

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山武市役所 市民課 額賀様

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