日本たばこ産業株式会社様
新プロダクトコンセプトの創出
バックキャスティング型でプロダクトを描くサービスデザイン・ラボⓇの独自アプローチを取り入れ、日本たばこ産業株式会社様(以下、JT様)との共創で新たなプロダクトコンセプトを創出しました。(2014年5月時点の情報です)
背景
JT様は、社内だけにとどまらず、社外のさまざまな方々と連携し、新しい知見を収集しながら、たばこの新しい価値を創出することをめざしています。
取組み
JT様とDNPで、サービスデザインのアプローチを取り入れて、たばこの新たなプロダクトコンセプトを創出しました。
具体的には、サービスデザイン・ラボの独自手法である Open Experience Journey Design (OEJD) を使って、生活者の潜在的な欲求を描き、バックキャスティング型(未来を予測する上で、目標となる未来の成功シナリオを想定し、そのシナリオからさかのぼって現在何をすべきかを考える思考法)でプロダクトやプロダクトに付帯するサービスを段階的に描きました。
プロダクトイメージを描く際は、アクティングアウト型のプロトタイピング手法Service Prototyping Lab (SPL)を活用し、生活者の潜在的な欲求をかなえるために欠かすことができない要素は何か、演技やペーパープロトタイピングを通して具現化・検証を繰り返し、プロダクトコンセプトを精緻化しました。
共創ワークショップの様子 |
アクティングアウトやペーパープロトを繰り返しコンセプト精緻化 |
成果
共創型のワークショップを通じて、たばこの新たなコンセプトにつながる切り口を発見することができました。また、今回のJT様との取組みを通じて、サービスデザインのアプローチを取り入れて、バックキャスティング型でプロダクトを描いていくプロセスやツールをブラッシュアップすることができました。
関連ページ
DNPではサービスデザイン・ラボという組織を編成し、人起点で商品やサービスの新たな体験価値を創造し、
それを継続的に提供するための組織や仕組みも含めてデザインする方法論「サービスデザイン」を推進しています。
※サービスデザイン・ラボは、DNP大日本印刷の登録商標です。